TECHNOLOGY林業技術
Technical Introduction
福山林業の架線集材
架線集材とは?
架線集材は、山で伐採した木をワイヤにつるして運び出す方法で、地形が険しく、林道の設置が困難な山で行われている。現在は熟練の作業員が山に入り、経験と勘でワイヤを張る位置を決めている。
最近では、パソコンの地図上で、効率的に集材できるワイヤの位置が分かるというシステム開発が進められ、林業用架線の設計の自動化により労力やコストで約70%の縮減効果が見込めると算出している。
エンドレスタイラー式
山で切った木を運搬しやすい場所まで移動させる集材方法は様々ですが、福山林業ではエンドレスタイラー式を活用しています。
集材機を使い林内に主に4種類のワイヤーを張り巡らせ木材を吊り上げた状態で集積場所へ移動させる方法で、紀伊山地の山々は急傾斜地でこの地域の林業ではエンドレスタイラー方式を継承してきました。近年この技術ができる企業が少なくなってきました。